相続の手順って大変なの?


 
相続の手続きは、本当に大変です。ただ多くは生まれて初めての相続手続きとなり、如何に大変かについては実感は沸かないかとおもいます。でも実感が沸かないからと呑気に構えていると、後で大変な目に遭ってしまうのがオチです。
そこで今更ながらですが、相続手続きの大変さについて取り上げます。

相続の手続きで最も大変な作業と言えば、相続財産の分配でしょう。少しでも間違えてしまうと、家族の間に亀裂が入ってしまいます。そして一度入ってしまった亀裂は、二度と治りません。周りが羨むほど仲が良い家族が、相続がきっかけとなり一家離散になる話は珍しくないのです。普段は温厚で滅多に感情を出さないような人でも、大金が関われば人間変わります。
相続トラブルを100%回避する方法はありませんが、強いて挙げるとすれば「譲り合いの精神を持つこと」でしょう。譲れる所はお互いに譲り合えば、100%まではいかずともある程度は回避できるかとおもいます。

相続の大変さは、相続人同士のトラブルだけではありません。相続税の手続きも大変です。相続した財産には、相続税がかかります。ただし相続した人全員に相続税がかかる訳ではないものの、対岸の火事と捉えては大惨事です。
以前ならば基礎控除額が高めに設定されていたため、相続税がかかるのは富裕層のみでした。しかし今は法律が改正されたこともあり、基礎控除額は下がっています。基礎控除額が下がったがために、これまで相続税に無関係だった人も相続税の支払い義務が発生するようになりました。

葬儀代などで何かとお金が飛んでいく中、更にお金がかかるとあってはたまったものではありません。でもお金がかかるからとは言え、勝手に被相続人の財産に手を付けるのはタブーです。下手をすれば横領と疑われてしまい、他の相続人から損害賠償請求を突きつけられる恐れがあります。
お金となると、慌ててしまう気持ちは痛いほどよくわかります。でも例え財産を葬儀代に使ったとしても、他の相続人にしてみれば「遊ぶ金欲しさに勝手に財産に手を出した」とおもわれてしまう恐れがあります。葬儀代として被相続人の財産を使う場合は、葬儀代として使ったことをきっちりと証明する必要があります。

相続の手続きは初めてのことばかりで、混乱するのは当然です。何からどう手をつければ良いのかわからず、途方に暮れていることでしょう。ただ1人だけウジウジ悩んでいても、問題の解決にはなりません。
相続で悩んでいるのなら、専門家の力を借りた方が懸命です。