不動産を相続する際の手順

遺産相続の対象となる財産にはいろいろな種類がありますが、その中でも特に対象になることが多いのが不動産です。
不動産とひと言で言ってもマンションやアパートビルなどの建物もあれば、土地や農地、また借地権など種類がありますので、それぞれ必要な手続きをしなければなりませんが、基本的な相続の手順は同じなのでまずはそこをしっかり押さえておきましょう。
そこでここでは不動産を相続する際の手順を簡単に説明していきたいと思います。

はじめにやることは遺産分割協議において誰が相続するのかを決めるところからスタートしますが、遺産分割協議は相続人全員が揃っていないといけませんのでその前段階として戸籍調査をして相続人となる権利がある人を調べます。
すでに分かっている場合は戸籍調査をする必要はありませんが、離婚歴があったり家族関係が少し複雑な場合は必ず戸籍調査をしておきましょう。
遺産分割協議で相続人を確定させたら遺産分割協議書を作成し、協議した内容をしっかり記録します。
その際に相続人全員の署名が必要になり、漏れがあると遺産分割協議書が無効になってしまいますので注意してください。
遺産分割協議書は不動産の相続以外でも使われることが多いのでできれば早めに作成しておくことをおすすめします。

遺産分割協議書が作成できたらいよいよ相続登記を法務局で行いますが、この際にいくつかの必要書類があります。
相続登記に必要な書類は「被相続人の出生から死亡までのすべての戸籍謄本」「被相続人の住民票の除票」「相続人全員の印鑑証明書」「相続人全員の住民票」「不動産の固定資産評価証明書」「不動産の全部事項証明書」「遺産分割協議書」になります。

相続登記の申請が通ったら名義変更は完了となりますので、その日から相続人が不動産を所有することになります。
不動産の相続は専門的な知識が必要になることも多いですから、専門家を交えて進めて行くとスムーズになります。